ひとみ先生のワンポイントレッスンメモ

過去の一美先生の指導メモや映像を乗せてあります。先生から「そんな古いものをのせて !」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、先生が我々に残してくれた「遺言」として学んでいきたいと思います。

「ひとみの太極拳思考」より(拳友会会報誌掲載)

一美先生が以前拳友会誌に連載していたエッセイです。掲載年が不明ですが、今読み返すと分かることがたくさんあります。一美先生の言葉を一つ一つ辿りながら、練習の参考にしましょう。

全14回分。1回ごとの読み切りです。 

太極拳はなぜゆっくりなのか?〜 "運勁"が解る人はゆっくり動くことができる
ひとみの太極拳思考14.pdf
PDFファイル 1.4 MB
順番と技術だけでは進歩しない〜体の全てを"心の眼”で見る
ひとみの太極拳思考13.pdf
PDFファイル 1.1 MB
沈肩墜肘と三節を知る〜本当の放松は精神力と集中力が必要
沈肩墜肘と三節を知るー真の放松とは12.pdf
PDFファイル 1.1 MB
柔であって軟ではないー本物は強くて気高い
柔であって軟ではない。11.pdf
PDFファイル 1.0 MB
真髄は起勢にありー見えない処に心を向けて
真髄は起勢にありー見えない処に心を向けて10.pdf
PDFファイル 1.4 MB
放松の勘違い〜背中に弾力を
放松の勘違い〜背中に弾力を9.pdf
PDFファイル 1.3 MB
姿勢を正しく〜収臀とは、入れすぎず、出し過ぎず
8.pdf
PDFファイル 1.0 MB
繊細な皮膚感覚を養う〜手首関節が柔らかいこと
7.pdf
PDFファイル 960.0 KB
最良の健康法〜正しい方法で皮膚感覚を養う
ひとみの太極拳思考6.pdf
PDFファイル 967.7 KB
王老師の言葉にショックを受けて〜まとを絞った練習を
ひとみの太極拳思考5.pdf
PDFファイル 963.0 KB
順番を覚えた次には〜一動全動と用意不用力
ひとみの太極拳思考4.pdf
PDFファイル 887.5 KB
意識が身を守る〜道を遠ざけるのはあなた自身
ひとみの太極拳思考3.pdf
PDFファイル 885.1 KB
起勢の手はどうやって上がるか〜太極拳の筋肉の養い方
ひとみの太極拳思考2.pdf
PDFファイル 1.1 MB
筋肉弾性運動〜筋肉を緩めるのが目的ではない
ひとみの太極拳思考1.pdf
PDFファイル 989.4 KB

2016年、拳友会プログラム挨拶より抜粋

2016年5月5日開催の「日本太極拳友会第2回友好団体親善演武大会」のプログラムから、一美先生の挨拶分の一部を抜粋します。

太極拳を学ぶ目的が、シンプルに記述されています。(2018,3,13)

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・・・・・・前半略・・・・・・ 

 太極拳の目的は何でしょう? それは「気を養うこと」と教わりました。意識で気を導き、気が身体を運ぶ意気運動です。

 「上は天の気を借り、下は地の気を借りる」と言います。宇宙根源の天の気を丹田に収め、下肢へ深く根を下ろして行き、そして、大地の気を足裏から吸い上げ、腿から腰へ、腰から全身へと送り込んで行きます。天の気と地の気は体内を流通循環しています。太極拳はその大いなる気を借りて、自らの気を養っているのです。それは不老長寿への道です。

 練習の時、常に心がけるのは「軽く、赤ちゃんのように柔らかく、そして気持ちよく」この3点セットです。

 身体の強ばっているところには気が滞ります。それを見る人の気も上がり苦しくなります。

気の流れがスムーズだと見る人の心も落ち着き、気も順になります。太極拳は自分のみならず回りの人の健康にも影響を与えます。

・・・・・・後半略・・・・・・ 

三代一美先生のメモより

資料を整理していたら、だいぶ以前に、一美先生から渡された練習ポイントを書いたメモが出てきました。

読み直すと、基本はいつも変わらない!ということが分かります。

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・技の正確さを要求する。

・外形が内勁を引き出す。

 

・まず外形を重んじる。

 

・内外の開合、腰を中心とする上下の協調性が一番重要であり、

 “揺れ”と見えるのは重心の移動のみであり、無駄な動きは一切ない。

 

・内勁は”出る“、”戻る“だけで、回ることはない。

 

・手は自然に開き、親指が一番大切で、中指は必ず立てる。

 

・上体はいつも“空”にし、下肢だけで支え、基本的な立ち方をしっかり

 身につける。

 

・発勁は常にゆるんだ状態で瞬間的に爆発する。

 

・推手は、絶対に抵抗があってはならない。触れるだけである。

 

・套路は最初の動きが一番重要で、そこが身につけば後はすべて出来る。

 

・足は第1指、第2指で支え、常に膝はゆるんでいること。

                        以上。鈴木いづみ記 

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